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「君のいない世界に、ひとり」
ただ好きだというだけでずっと
一緒にいられるならどんなに幸せなことだろう

でも世の中には
いろんな障害があって
私たち二人にそれを許さない

ただ好きだというだけで
生きていけるならどんなに幸せなことだろう

でも私には
欲張りな感情があって
それだけでは生きていけない

君を失いたくない
でももう一緒にはいられない

私たち二人には
誰にもいえない秘密があって
これ以上二人の未来、紡げない

ああ君よ
願わくば私なしで幸せになどならないで

そう思ってしまう私はきっと
自己中心的で
君には絶対ふさわしくないんだろう


もう、後には引き返せない
もう、別の道進むしかないんだ


君の背中見えなくなったら
私もここを旅立つよ
君のいない世界に、ひとり…


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
あたしの詩:物語】 | CM(3) | top↑
「また明日」
午後8時、
いつもの場所で君を待つ

カフェラテの入ったグラスは
既に随分と汗をかいていた

頼んだべーグルは既に胃の中、
スイートポテトに手を伸ばす


そこへ待っていたメール着信、
私はケータイに手を伸ばす

「ごめん、今日はいけない」
…予想通り、でもやっぱり悲しい

私はすぐに返事を送らず
スイートポテトにかぶりつく


満たされた私の胃と
満たされない私の心

グラスの中には溶けた氷だけ
もう…ここにいる理由はない

私はトレイをカウンターに戻し
何気ない顔つきで店を出る


信号待ちの横断歩道
零れ落ちるため息、ひとつ

無機質なケータイ画面開き
「また明日」とだけ打つ

宛先を君にし送信ボタンを押した瞬間、
信号が青に変わった


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
あたしの詩:物語】 | CM(0) | top↑
「雲の向こうで」
あれは確か15年前

その年も七夕は曇り空で


私はふと、電話の向こうの彼に零した

「今年もまた曇りか…」


残念がる私に彼は言う

「大丈夫。雲の向こうでちゃんと会えてるよ」


その言葉が、私の心にかかっていた雲を

一瞬にして吹き飛ばしてくれた


心の中、満点の星空が広がった

曇り空の向こうに…天の川が見えた気がした


それ以来…

毎年七月七日には彼の言葉を思い出す


その「彼」は今…私の隣にいて

七夕には毎年、二人で空を見上げてる


私は、彼の横顔を見つめながら

あの日から変わらない彼への愛情を

何食わぬ顔をしながら噛み締めている


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
あたしの詩:物語】 | CM(2) | top↑
「午前零時、霧の中。」
あなたの声が聞きたくて
出ないとわかっているのに
電話をかける午前零時。

留守電のメッセージ
無機質なあなたの声
それだけで、満たされていく私…渇いてる。

ピーッという発信音
私が残すのは今日も二言だけ
「お疲れ様、おやすみ」

私とあなたの時間は
今日もすれ違っていて
そんな二言を交し合うのさえままならない。

次はいつ、会える?
次はいつ、話せる?
次はいつ…

確かなものなんて
なにひとつないことに
気付かされる。

想いは時に薄められてゆくの?
今の気持ちは過去のあなたへのそれ
いまのあなたへの想いは霧の中

それでも私は
霧の中でもがき続ける
あなたを探し続ける

会いたい
触れたい

話したい
笑い合いたい

抱きしめたい
…愛し合いたい

必死に手を伸ばすけど
必死に目をこらすけど
あなたにはかすりもしない
あなたの背中さえ、見えやしない


あなたは一体、どこにいるんだろう…


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あたしの詩:物語】 | CM(0) | top↑
「ペット」
ここは檻の中
あたしはあなたに飼われている

あなたに与えられるものだけを
体内に取り込み、
あなたが望むことだけをする毎日

ある日、あなたがこう言った
「もう、出て行っていいよ」

あたしは檻にしがみついて泣く
「あたしはここにいたいの」

あなたは檻を開けたまま
あたしを置いて
どこかへ行ってしまった

あたしは一人、
檻の中であなたを待ち続ける

そう、囚われているのはあたし
あたしが、あなたに囚われていたいの

でもあなたは…
あたしの心を奪ったまま
どこかへ消えてしまったわ

檻の中、
抜け殻が横たわっている
そう、それはあたし…

あなたにまだ…
飼われたがっている


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「黄色いお花」
いま、お花畑にいるわ

たくさん、たくさんお花が咲いてる
かわいいお花、たくさんたくさん

でも、あたしこのお花がいいの
この黄色くてかわいいお花がいいの

真っ赤に自己主張してる薔薇とか
ちっちゃくてかわいい青いリンドウとか
風に揺れて笑ってる白いナズナとか
私キレイでしょ?って得意げなピンクのレンゲとか

お花、いっぱいいっぱいいるけど
あたしはこのお花が好き

名前、知らないけど
このお花の匂いが好き
このお花の色が好き
このお花のカタチが好き

あたしはそっと、
その黄色いお花をつんで髪に挿す

なんだかスキップ、したくなったよ


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「ドアのない部屋」
恋をしているとき、

あなたは彼の名前がついた部屋にいます

そこに、外に出るためのドアはなく

また、外に出ようとも思わないので

ドアがなくても気にしません


閉ざされた空間で

ただ彼のことを考え

彼とともに時間を過ごす

その空間にいることが全てで

外の世界を知ろうともしません


恋に破れたとき

その部屋になかったはずのドアが

見えるようになります

新しい可能性の扉が

あなたの前に開かれるのです


生涯のうち、あなたは

一体いくつの部屋に棲むでしょう?


たった一つの部屋に一生棲むのも幸せ

いくつもの部屋を渡り歩くのも幸せ


その部屋の数だけ

物語があり、幸せがあり、

哀しさや切なさや、狂気があります


もし、今あなたのいる部屋を見渡した時

ドアが見えたなら、

その先には新しい物語が

待っているかもしれません


住み慣れた部屋を出て行くのは

とても勇気のいること


でも、今よりも快適で

居心地のよい部屋が、

そのドアの向こうにあるかもしれません


ドアを開けるかどうかは

あなた次第


さて、あなたは目の前のドアを開けますか?


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「2年1ヶ月。」
毎年、

10月になるのが待ち遠しかった


だって、あなたの

学ラン姿が見れるから…


恋に落ちた4月

あなたが着ていた少し大きめの学生服


仲良くなった6月

大好きな学ランはクローゼットで眠ってた


ケンカをした9月

隣の席なのに、無言…ずっと胸が痛かった


そして、巡ってきた10月

席も離れて、会話もなくなった

私は、後ろからあなたの学ラン姿を見つめるだけ…


そして、それから1年半

クラスも離れ、今じゃもう何のつながりもないね


朝早く登校して

教室の窓からあなたの姿を探すのだけが…

私の唯一の楽しみ


でも…このままただ見てるだけ?

このままで、ほんとにいいの?


胸の奥がズキズキと疼く…


今日も窓からあなたを見つけた

…目が合った?

思わず窓の下、隠れて心臓破裂寸前


こんなんじゃ、とても

告白なんてできないね…


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
あたしの詩:物語】 | CM(3) | top↑
「桜の記憶」
顔をあげるとそこには

いるはずのない貴方の姿


満開の桜の木の下


貴方が私を見て

優しく微笑みかける


まだ信じられないという顔をした私の前に

貴方は歩み寄ってきて私の隣に腰掛け、

私の肩にそっと頭をもたせかけた


触れてるところから

貴方の熱が伝わってくる


熱…あるのに

どうして貴方は来てくれたの?


その優しさに…涙が出そうになる


貴方は私を心配そうな顔で覗き込み

「大丈夫?」という代わりに

私の頭をその胸に抱き寄せた


少し、乱暴に…そして

泣けるほど優しく…


貴方のその右手が

私には「桜の記憶」


来年も、その先もずっと…

春が来て桜を見るたびに

私はきっと、想い出す


貴方の熱と…優しい右手


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THEME:恋愛詩 - GENRE:小説・文学
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「7時47分」
ホームの一番端

君の定位置


朝7時47分

いつも君はそこにいて

先頭の車両に乗り込む


私は一つ後ろのドアから同じ車両に乗り込み

人込みに紛れてただ君の横顔を見つめる


あくびをする君

昨日夜遅くまで起きてたのかな?




ふいに…視線ぶつかった


私、完全に固まる

俯いてもう、目を合わせられない

そのまま…先に駅を降りる


君を乗せホームから消えていく電車

名前も知らない君に

私は恋をしています


今はまだ、見てるだけ

けれどいつか…近づきたい


君の隣に立てる日を

私は今日も夢見てる


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Myself
Author:yayowitch
喜怒哀楽が激しいけど よく更新STOPするけど 私なりに、ことばを 紡ぎ続けます… どうぞよろしく★
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