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「航海の果てに」
新大陸を発見するのが小さいころからの夢で
発見するまでは帰るものかって
歯食いしばって荒波に揉まれてた

そのうち酔って吐いてヘロヘロになって
それでも夢があるから
自分にムチ打って平気なふりして
精一杯、航海してたけど

あんまりにもボロボロになったから
途中、港に立ち寄って
少し休んで考えてみた

本当に叶えたい夢があるなら
努力しなきゃだめなんだって
そんなこと、わかってるけど

でも無理をしてたら結局続かなくて
バランスとれなくなって
沈んでしまう 溺れてしまう
そして方向を見失う

自分は、どこに行きたかったんだっけ?

航海に出たことを後悔なんてしてない
海に出たから見えた景色がある
楽しさがある 出会えた人がいる

でも

港にいる家族の顔を思い出す
穏やかな生活に思いを馳せる
やっぱり、港に帰りたい
地に足つけて暮らしたい

新大陸を発見する、なんて偉業を達成しなくても
幸せに生きることはできるのかもしれない

あきらめるのは負けだと思ってた
でも、違う
優先順位が違ったんだ

航海に出て犠牲になること
その大きさが思ったより大きかった
それだけのこと

もっと大切なものがあることに
気づいた
それだけのこと

明日、港に帰ろう

心に決めて床につく
久しぶりによく眠れた気がした

THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
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「君の隣」
どうして

君の隣、心地いいの?


どうして

君の隣、あったかいの?


どうして

君の隣、しあわせなの?


うん…

ホントは聞かなくてもわかってるよ


僕が君を好きだから

君も僕が好きだから


…だよね?


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「おかえり」
まるで何もなかったかのように

君は僕の隣で寝息を立てていた


離れていた時間埋めるように

僕の背中にぴったり寄り添って


まるで何もなかったかのように

君は朝日の中「おはよう」といった


「どこに行ってたの?」とか

「何してたの?」とか聞けない雰囲気で


まるで何もなかったかのように

君は僕の額にキスをした


僕は君を抱きしめていた

そしてただ「おかえり」と囁いた


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
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「真夜中のバースデー。」
「おめでとう」って言うのが

一日遅れちゃった


最近なんだか余裕がなくて

気づいたら大事な日、過ぎちゃってた


落ち込んだとき

君の優しい手に救われたこと


元気がないとき

君の優しい言葉に励まされたこと


だから今

僕が笑えてること


君との想い出に浸りながら

僕はふと考える


僕は君に何か、あげれてるかなぁ

僕は君をちゃんと愛せてるかなぁ


いっつも自分のことばっかりで

あんまり自信がないんだけど


それでもやっぱり君が好きで

君の誕生日、お祝いしたくて


僕は夜中に君の家まで走ってきた

玄関の前、立ち止まって深呼吸


何もプレゼントは持ってないけど

今、顔を見て伝えたいから…


「お誕生日おめでとう。」


真夜中のバースデー。

プレゼントは僕の抱擁です


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ボクの詩:物語】 | CM(6) | top↑
「欠落」
照りつける日差しが痛い

まるであの日の君の眼差しのよう


ジリジリと僕を責め立てる

僕はそんなにも君に悪いことをしたのか


気づかぬうちに溝は深く深くなっていて

すぐ近くにいる君が果てしなく遠く感じた


最後の力を振り絞り、蝉は

今日も全力で鳴き続けている


僕は…そんな風になにかに

一生懸命になったことがあるだろうか


途中で思考を停止し、

僕は家路を急ぐ


今はただ、ガンガンに効いた

クーラーの部屋に入りたい、それだけ


そう、きっと

僕の感情はどこか欠落しているんだ


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
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「Anniversary」
帰るなりいきなり僕を抱きしめたキミ

そうか…

今日は僕らがつきあい始めた記念日


今も思い出す、雨の日のキミの告白

泣き出しそうなキミの顔

僕はそっと、濡れたキミの身体を抱きしめた


キミに想われて始まった恋

でも、今じゃ

キミなしではいられないくらい

キミのこと好きなんだよ、僕。


…いつもは言葉にはしないけど


不安になんかならなくていい

ずっとキミの傍にいるよ

こんなわがままで意地っ張りな僕の

傍にいられるのはキミしかいないから…


震える手で僕を抱きしめるキミに

僕は心を込めて気持ちを伝える


「ずっと好きでいてくれてありがとう。」


はにかんで頬染めるキミ

そんなキミが愛しくて…

僕は耳元で囁いた


「すきだよ。」


って、一度だけ


みるみるキミの涙腺ゆるんで

瞳から雫、零れ落ちてゆく


僕はそれ以上何もいわず

ただ、キミにKISSをした

何度も、何度も…


トクベツな夜が更けていく

二人だけのAnniversary


来年の今日もきっと、

キミと二人で…


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THEME:恋愛詩 - GENRE:小説・文学
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「ミッドナイトシアター」
真夜中に君とふたり

借りてきたビデオを見る


つながらないバラバラのシーン

話が見えてこない


だんだん眠くなってきた君

ソファーでうたた寝を始める


ところがラスト30分

バラバラだったシーンが


まるでパズルのように

つながっていく


眠っていたはずの君は

むっくり起き上がって画面に釘付け


全ての真相がわかり

最後には思いもよらない感動のワンシーン


エンドロール流れる中

君はティッシュで涙を拭き


「いい映画だったね」

と僕を見る


時刻はすでに真夜中3時


余韻に浸りながらふたり

心地よい眠りに落ちていく…


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
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「まあ、いんだけどね」
「まあ、いんだけどね」

それが彼女の口癖で
僕はいつもその言外の意味を推し計っている

「まあ、いんだけどね
(でもほんとはよくないんだけどね)」

「まあ、いんだけどね
(よくもないけど、まあ、いっか)」

今のそれはどうやら前者
僕はそれを察してやんわりと
別の提案で返す

すると彼女は

「まあ、いんだけどね」

と笑顔
どうやら、意味合いは後者に
シフトしたらしい

彼女は多くを語らない
でも、不機嫌になったのは
表情と、いつもより無口になる空気で
すぐにわかる

だけど、こんな風に
彼女の言葉の意味を解釈して、
彼女の機嫌をすぐに回復させられるのは
きっと世界でただひとり、僕だけだと思う

でも、彼女は
僕がこんなにも気を回してるのに
気付いてない

それでも、いいんだ
だって、結局僕は彼女が好きで
彼女が笑ってくれることで
僕の心は満たされるから…

今宵も僕は彼女の心を読む
そして、それを察して
言葉を紡ぎ、手を差し伸べる

「まあ、いんだけどね」

そういう彼女の顔には
穏やかな笑み
どうやら、機嫌がいいらしい

僕は彼女を後ろからぎゅっと抱きしめ
そうして首筋にキスをした

彼女の頬の筋肉が緩む

それが…はじまりの合図。


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THEME:自作詩 - GENRE:小説・文学
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「喜びの声」
「会いたい」ってひとことが

「大好き」ってひとことが

もっと早く言えてたら

君はまだ僕の傍にいてくれたのかな


どんなに大事に想ってても

どんなに大切にしてるつもりでも

コトバにしなきゃ

伝わらないのかな…


デモ、イマボクノトナリ、キミハイナイ


「愛してる」って

「もう一度会いたい」って

大きな声で叫んでみても

君の耳には届かないよね…


ケータイの待受画面

君の番号表示させる

発信ボタンを押したら

一気に心臓が破裂しそう


「もしもし」って君の声

「会いたい」って僕の声

電話の向こう、君の泣き声

心の中、僕の喜びの声


アシタ…マタキミニアエル…


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「始まりのキス」
部屋には明かりがついていた

君が僕を待っている


階段を早足で駆け上がる

急いでドアを開ける


「ただいま!」


僕の声がこだまする

返事は返ってこない


君はソファーでうたた寝

なんだか気持ちよさそう


僕は寝室からブランケットを

持ってきて君にそっとかけてやる


僕は君の膝の上に頭を乗せ

君の手を僕の頭に乗せてみた


なんだか気持ちいい

僕も気付いたらうたた寝


目が覚めると君が笑って言った

「おかえり」


僕は改めて君に言う

「ただいま」


時計の針は日付を越えても

僕らの今日はまだ終わらない


僕は君の手をとって…

その指先に、始まりのキスをした


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Myself
Author:yayowitch
喜怒哀楽が激しいけど よく更新STOPするけど 私なりに、ことばを 紡ぎ続けます… どうぞよろしく★
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